東京理科大学理学部第二部化学科と学術出版ワークショップ(APW)を共催します(2026年10月30日)

(※本記事はmdpi.comの英文記事「MDPI Open Science Insights: Academic Publishing Workshop at Tokyo University of Science, 30 October 2026」を翻訳したものです)
MDPIは、東京理科大学理学部第二部化学科との共催で、学術出版ワークショップ(Academic Publishing Workshop, APW)を開催します。研究者の皆さまに論文出版のどの段階にあってもご活用いただけるよう、「質の高い論文を準備し、投稿から出版までのプロセスを進めるための実践的なポイント」を紹介します。
第1部では、MDPIの編集・査読プロセスを取り上げます。投稿された論文がどのような流れで処理されるのか、査読がどのように進むのかを解説した上で、リジェクトにつながりやすい典型的な問題点、特に初期段階の審査で指摘されやすい点と、その回避策を紹介します。また、査読レポートでメジャーリビジョン(major revision)・マイナーリビジョン(minor revision)の指摘を受けた際の回答の書き方や、修正の進め方についても具体的に解説します。
第2部のテーマは「学術出版におけるAI」です。研究や学術出版の現場で広がるAIの活用状況と、MDPIにおけるAIの活用方法を紹介しながら、研究や論文執筆のワークフローにAIツールを取り入れる際の、責任ある倫理的な向き合い方を考えます。
各セッションでは、学術出版のプロセスへの理解を深めるとともに、投稿論文の質を高める方法、査読者への誠実で的確な対応、学術出版におけるAI活用の可能性と限界について、具体的に取り上げます。
はじめて論文を投稿する方から、論文出版のスキルをさらに磨きたい方まで、それぞれの段階で生かせる実践的な内容を扱います。
開催概要
日時: 2026年10月30日(金)16:00〜18:00(日本時間)
座長: 秋津貴城 教授(東京理科大学 理学部第二部 化学科)
プログラム
時間(日本時間) | 内容 | 講演者 |
16:00〜16:20 | 開会挨拶 | 秋津貴城 教授 |
16:20〜17:00 | MDPIの編集・査読プロセス/質疑応答 | Isabella Theodora Toth |
17:00〜17:40 | 学術出版におけるAI:可能性と限界/質疑応答 | Elena-Gratiela Bloaje-Florica |
17:40〜17:50 | ジャーナル『Symmetry』のご紹介 | Isabella Theodora Toth |
17:50〜18:00 | 閉会挨拶 |
座長紹介

秋津貴城 教授(東京理科大学 理学部第二部 化学科)
大阪大学理学部化学科を卒業後、2000年に同大学で博士(理学)を取得。専門は無機化学・錯体化学で、これまでにタンパク質結晶学、有機・無機ハイブリッド材料、生物無機化学の研究にも携わってきた。慶應義塾大学、スタンフォード大学(客員研究員)を経て、2008年より東京理科大学に在籍し、2016年に教授に就任。多数の学術誌で編集委員を務めるほか、国際結晶学連合(IUCr)の学術誌『Acta Crystallographica Section E』の共同編集者(Co-editor)を務める。インドをはじめ複数の大学で客員教授も歴任。Publons Peer Review Award、生物医学・工学分野の「Professor of the Year」など、受賞歴多数。
MDPI講演者紹介

Isabella Theodora Toth
バベシュ・ボヨイ大学(ルーマニア、クルジュ=ナポカ)で有機・生化学工学プロセスの修士号を取得。2020年にMDPIに入社し、『Processes』(ISSN 2227-9717)のAssistant Editorを経て、2024年よりDeputy Managing Editor(DME)を務める。現在は複数のジャーナルで編集者・著者・査読者と連携し、学術出版コミュニティとの長期的な協力関係づくりを担っている。

Elena-Gratiela Bloaje-Florica
ルーマニアのバベシュ・ボヨイ大学で数学・情報科学の学士号を取得。2023年にAssistant EditorとしてMDPIに入社し、編集プロセス全般で著者・査読者・編集者と連携しながら経験を積む。2025年にDeputy Managing Editor(DME)に就任し、編集業務の運営支援や編集チームとの調整を担当。高い編集水準と効率的なワークフローの維持に取り組むとともに、学術関係者との連携強化を通じてMDPIジャーナルの発展に携わっている。
MDPIは、APWを通じて、若手研究者をはじめとする研究者の論文出版を支援しています。
所属機関でのAPW開催に関心をお持ちの方は、MDPI日本オフィス(info-tokyo@mdpi.com)までメールにてお問い合わせください。



