top of page

日本国内の機関オープンアクセスプログラム(IOAP)登録機関数が50大学・研究機関に到達

  • 4月1日
  • 読了時間: 3分

大学・研究機関向けの論文掲載料(APC)割引プログラム「機関オープンアクセスプログラム(Institutional Open Access Program:IOAP)」において、日本国内の登録機関数が2026年4月1日時点で50大学・研究機関に達しました


MDPIのAPC割引プログラム「IOAP」の登録機関数が50に到達
MDPIのAPC割引プログラム「IOAP」の登録機関数が50に到達

オープンアクセス化の推進が求められる一方、円安進行やAPCの値上がりにより研究者の費用負担が増加しており、コスト削減が課題となっています。IOAPは、参加形態によっては機関側の費用負担なく導入でき、追加業務も生じにくい仕組みのため、オープンアクセス出版推進に向け、導入を検討する大学・研究機関が増えています。


機関オープンアクセスプログラム(IOAP)とは?


IOAPは、参加大学・研究機関に所属する研究者が、MDPIのジャーナルで論文を出版する際にAPC割引を受けられるプログラムです。MDPIの全ジャーナルが対象となります。著者払いの場合、請求書は著者宛てに発行されます。


IOAPの主な特長


  • MDPIのジャーナルに受理された論文の著者に、参加機関に所属する著者(責任著者または共著者)が含まれる場合、APCが10%割引になります。

  • 割引は他の割引(例:査読バウチャーなど)と併用可能です。

  • 割引は自動適用のため、大学図書館担当者の承認などの逐次作業は不要です。機関側に新たな費用負担が発生しない形での導入も可能です。

  • 所属研究者の投稿・受理状況等を把握できる仕組み(ダッシュボード)が用意されています。

  • 機関リポジトリ連携(任意):SWORD 1.3プロトコルを用い、採択論文のPDFとメタデータを機関リポジトリへ自動入稿する設定が可能です。

  • 関連サービス割引:MDPI Booksの書籍掲載料(BPC)10%割引、英文校正サービス15%割引が利用できます。


MDPI Japan代表のコメント


MDPI Japanオフィスマネージャーの山本 泉は、次のように述べています。 「このたび、IOAPの国内登録機関が50に達しました。IOAPは、機関側の費用負担や追加手続きが生じにくい形で、研究者の皆さまがAPC割引を受けられる仕組みです。今後も、日本の研究コミュニティの皆さまが、必要な研究成果を迅速に発信できる環境づくりを支援してまいります」


全世界でのIOAPの広がり


IOAPは全世界で導入が拡大しており、2026年2月時点で全世界の登録機関数は1,000機関を超えています。国数では59カ国に広がっており、南北アメリカ、ヨーロッパ、アジア、アフリカ、オセアニアの各地域をカバーしています。MITやインペリアル・カレッジ・ロンドン、オックスフォード大学、ハーバード大学、ケンブリッジ大学など、世界的に評価の高い大学も参加しています。


個別大学・研究機関のみでなく、大学共同体(コンソーシアム)との契約も行っており、ドイツでは、ドイツ医学中央図書館(ZB MED)のコンソーシアム契約により100以上の大学・研究機関が参加。スウェーデンでは、既存コンソーシアム契約の拡大により75機関が加わりました。



【参考記事】


bottom of page