世界1,000超の機関がMDPIとオープンアクセスで提携~IOAPの登録機関数が1,000機関に~
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(※本記事は、MDPIの英文プレスリリース「More than 1,000 institutions worldwide now partner with MDPI on open access」を翻訳したものです)
オープンアクセス(OA)学術出版社のMDPIは2月9日、世界で1,000を超える機関が「機関向けオープンアクセスプログラム(IOAP:Institutional Open Access Program)」に参加したと発表しました。これはMDPIにとって重要な節目となります。IOAPの契約は59カ国に広がっており、南北アメリカ、ヨーロッパ、アジア、アフリカ、オセアニアの各地域をカバーしています。
2025年だけでも、150以上の大学図書館・学術機関が新たにMDPIのIOAPに参加しました。さらに2026年1月には、スウェーデンでの既存コンソーシアム契約の拡大により75機関が加わり、MDPIは参加機関数1,000突破という節目を達成しました。
IOAPは、投稿プロセスの効率化や事務負担の軽減に加え、論文掲載料(APC)の割引の提供を通じて、提携機関の研究者を支援します。IOAPへの参加により、昨年だけで61,300本以上の研究論文がAPC割引の対象となりました。これにより、提携機関と世界の研究コミュニティ双方にとって、研究成果の可視性とアクセス可能性の向上が促進されています。
MDPIのStefan Tochev最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。
「今回の節目は、MDPIのグローバルな影響力をさらに広げるうえで重要な一歩です。IOAPパートナーシップが1,000に到達したことは、世界中の大学、図書館、研究機関と築いてきた信頼と協力関係が一段と深まっていることを示しています。オープンアクセス出版を推進する立場として、研究者が世界的な読者層へ研究成果を届けるために必要な支援を提供できることを誇りに思います。」
また、MDPIの機関パートナーシップマネージャーであるBecky Castellonは、次のように述べています。
「本プログラムの成功は、オープンサイエンスと質の高い出版サービスに対する世界的な需要の高まりを反映しています。同時に、機関側でも、資金提供者や各国の要請に対応できるオープンアクセス出版の選択肢をこれまで以上に求める傾向が強まっています。IOAPへの参加は、こうした要件への対応をより容易にします」
日本の機関にとって、IOAPの現場メリットはどこにあるのか?
OAの推進が進む一方で、学内では「研究者がスムーズに投稿できること」と「図書館・研究支援・事務の負担を増やさないこと」の両立が課題になりがちです。IOAPは、学内の運用を変えることなく、研究者の発信を後押しできる枠組みとして活用されています。
IOAPでは、APC割引に加えて、英文校正費用の15%割引、MDPIで出版するオープンアクセス書籍の出版費用(書籍掲載料:BPC)の10%割引といった支援も提供しています。また、希望する機関に対しては、機関リポジトリとの連携もサポートしています。こうした仕組みにより、研究者の発信を支える選択肢を広げながら、学内の実務負担を増やさない形での運用が可能になります。
IOAPの仕組みや適用範囲、学内運用の考え方など、ご確認したい点がありましたらMDPI Japanまでぜひお気軽にお問い合わせください。


