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研究者のための実務ガイド⑨初めての国際学会参加で押さえたいこと

  • 4月21日
  • 読了時間: 3分

国際学会への参加は、研究発表だけでなく、研究者としてのネットワークを広げる機会でもあります。


一方で、初めての場合は「何を準備すればよいのか」「現地でどう振る舞えばよいのか」が分かりにくい場面も多くあります。


本記事では、初めての国際学会参加で押さえておきたいポイントをご紹介します。




よくある不安


初参加の際には、以下のような不安が湧くのではないでしょうか。


  • 英語でのやり取りに不安がある

  • 発表準備の進め方が分からない

  • 現地で誰とどう話せばよいか分からない

  • 参加しても何も得られないのではないかという不安


こうした不安が、参加の心理的ハードルを上げることがよくあります。



よくある失敗


不安のまま参加すると、次のような失敗につながりやすくなります。


  • 発表だけして帰ってしまう

  • 準備不足で会話が続かない

  • 英語に気を取られて内容が伝わらない


これらは事前準備である程度防ぐことができます。




出発前の準備


現地での経験は、事前準備で大きく変わります。


  • 発表内容を整理する

  • 自己紹介を準備する

  • 参加者とセッション内容を確認する


特に、自分の研究を1分で説明できる状態にしておくことが重要です。


また、費用面での不安がある場合は、トラベルグラント(Travel Award)の活用も検討できます。多くの学会や出版社、研究機関が渡航費支援制度を設けており、応募によって参加費や渡航費の補助を受けられる場合があります。MDPIでもトラベルアワードを提供しており、若手研究者の国際学会参加を支援しています。


参考:



発表のポイント


ポスター・口頭いずれの場合も、伝え方が重要です。


  • 結論を先に示す

  • 図を中心に説明する

  • 質疑応答を想定しておく


英語の正確さよりも、「何を伝えたいか」が明確であることが優先されます。



現地での立ち回り


学会の価値は発表だけではありません。


  • セッション後のディスカッションに参加する

  • 興味のある研究者に話しかける

  • ポスターセッションで発表者に質問する

  • 名刺交換や連絡先の交換を行う


受け身ではなく、自分から動くことで得られるものが増えます。




参加後にやるべきこと


学会参加は現地で終わりではありません。


  • 連絡先を交換した相手にフォローアップする


得たつながりをどう活かすかが、その後の研究活動に影響します。この点については、次回の第10回で詳しく扱います。



まとめ


国際学会は、研究発表の場であると同時に、世界の研究者と直接やり取りできる数少ない機会です。準備した分だけ、学会は応えてくれます。


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