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投稿前に確認したい、論文の図の品質チェックリスト

  • 4 分前
  • 読了時間: 4分


(※本記事はmdpi.comの英文ブログ記事「Ensuring Figure Quality: A Checklist for Authors」を翻訳したものです)


図は、本文を補足するグラフィック要素です。データ、アルゴリズム、モデル、画像など、視覚的に表現されたものが該当します。研究における図には、主要な知見を伝え、複雑な情報やデータを他の研究者や幅広い読者に向けて簡潔にまとめる役割があります。視覚的なメディアを通じて情報に触れる機会が増えるなか、図の品質は論文投稿においてこれまで以上に重要な要素になっています。図の品質はジャーナル編集者の判断を左右することがあり、論文が最初に読まれる段階で目に留まりやすい要素のひとつでもあります。そのため、ジャーナルに投稿する前に、図の品質をどのように確保すればよいかを知っておくとよいでしょう。


そこで、確認すべき点を簡単なチェックリストにまとめました。なお、本記事で扱うのは図(Figure、Scheme)の品質です。解像度やファイル形式に関する要件は、表(Table)には当てはまりません。



1. 解像度、ファイル形式、色


まず、図は編集者にとっても読者にとっても扱いやすい形式で、内容が明瞭である必要があります。解像度を十分に高くしておくと(600 dpi以上が望ましい)、細い線やデータ点、小さな文字も読み取りやすくなります。また、論文を後から印刷する場合にも仕上がりが乱れず、学会やセミナーなどでそのまま使えます。解像度を確保することは、研究成果を専門的な体裁で示すことにつながります。


図のファイル形式については、ジャーナルによって規定が異なります。MDPIでは、すべての図をPNG、JPEG、TIFFのいずれかの形式で用意し、1つのzipファイルにまとめて提出することを推奨しています。


カラーで提出すべきかどうかも、投稿先ジャーナルの方針によります。白黒印刷に対応した図を求めるジャーナルもあります。MDPIジャーナルでは、図をカラー(RGB、チャンネルあたり8ビット)で作成してください。フルカラーの図を掲載しても追加費用はかかりません。



2. 本文中での順序


すべての図は、本文で最初に引用される箇所の近くに配置し、論文中に登場する順に番号を付けます(例:Figure 1、Scheme 1、Figure 2、Scheme 2、Table 1 など)。同じ画像を重複して使用することはできません。


複数のパートからなる図では、各パネルにa、b、c、dといったラベルを付け、本文中でパートごとに引用できるようにします。キャプションでも、各パートを個別に説明してください。サブフィギュアのラベルには、「left, right, top, bottom」ではなく「A, B…」または「a, b…」を使うことを推奨します。



3. 内容


図の中の文字は英語で記載してください。英語以外の言語は、使用する理由が説明されている場合を除き、使用できません。マイナス記号、enダッシュ、小数点などの記号が正しく使われているかも確認が必要です。


図の内容は完成した状態にし、余計な表示が残らないようにします。たとえば、Wordがスペルミスと判定して文字の下に表示する赤い波線などです。スペルチェックに関する表示は、投稿前にすべて解消しておいてください。


図中の数値が5桁以上になる場合は、カンマを入れます。小数点にはピリオドを用い、1未満の数値には先頭に「0」を付けてください。


すべての図には、内容を示す短いタイトルとキャプションを付けます。図中に*、**、#などの特殊な記号やアイコンを使用した場合は、キャプションに対応する説明を加えてください。



4. 著作権


著作権は、科学的な情報をやり取りし、再利用するうえで欠かせない要素です。転載または改変した図表を使用する場合は、著作権者の許諾を得ておく必要があります。


必要に応じて、著作権に関する記載を図のキャプションに入れ、出典が明確になるようにしてください。


公開済みの資料の複製や許諾の取得については、MDPIの著作権に関するページをご覧ください。



図の編集を専門家に依頼する


投稿前に図の品質を確認する作業は見落とされがちですが、研究内容を正確に伝え、専門性を示すうえで重要な工程です。図については、投稿先ジャーナルの規定に従ってください。詳しくは、MDPIのInstructions for Authorsをご確認ください。図に関するさらに詳しい情報は、MDPI Style Guideに記載されています。


論文の図について専門家によるサポートが必要な場合は、MDPI Author Servicesをご利用ください。MDPI Author Servicesは、研究者の皆さまが論文を出版に向けて準備するお手伝いをしています。Figure Editing Service(図の編集サービス)では、研究内容が読者に伝わる、出版可能な品質の図を作成します。色、陰影、サイズ、解像度、枠線、フォント、ファイル形式を調整し、グラフや図表の仕上がりを整えます。お支払い完了後1営業日で仕上がります。無料お見積りはこちらからどうぞ。


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